水槽の内部温度を安定させようとしても、温度の異なる原料の流入や水圧の変化の影響で温度の修正に時間がかかり、不安定になりやすい問題が生じます。 槽内温度を高い安定性で確保するために、水温と水槽温度を平衡した制御をする必要があります。これをカスケード制御といいます。 通常、カスケード制御をする場合、マスタ調節計とスレーブ調節計の2台を用いて複雑な設定をしなければなりませんが、カスケード制御対応の調節計(SR23)は、1台でこのような制御が可能です。 図は、反応器の温度(マスター)の出力を冷水(スレーブ)の目標値にして、スレーブの制御出力が冷水弁を開閉して反応器を冷やすカスケード制御になっています。 |